ロビーコンサートVOL.30 6/1(金)

白石光隆のおしゃべりサロンU

白石光隆(しらいし みつたか・ピアニスト)

1989年に東京芸術大学大学院終了後、ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナバッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンター内アリスタリーホールでジュリアード・オーケストラとラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番を協演。1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門木下賞(共演)受賞。レパートリーも広く、邦人、現代作品の分野でも評価が高く、ジャズへのアプローチも積極的に行っている。キングインターナショナルとのベートヴェン・ソナタシリーズの収録を開始し、2006年8月に3大ソナタを収めたアルバム第1弾をリリース。また、2007年2月には成田為三ピアノ曲全集(世界初録音)が発売され各方面から絶賛される。ピアノを金澤桂子、高橋芳枝、故 伊達純、小林仁、マーティン・キャニンの各氏に、室内楽をフェリックス・ガリミア、伴奏法をジョナサン・フェルドマンの各氏に師事。
現在、東京芸術大学ピアノ科非常勤講師。
<演奏曲目>
スカルラッティ ソナタ ホ長調 L23
ドビュッシー アラベスク1番
ベートヴェン ピアノソナタ8番ハ短調 0P13 悲愴より 3楽章
アルベニス  セヴィリア
グルダ プレイ・ピアノ・プレイ NO.5
ヤング ステラ・バイ・スターライト
ガーシュウイン 劇場街のざわめき
ショパン マズルカ5番変ロ長調 OP7-1
ショパン 夜想曲2番変ホ長調 OP9-2
ショパン ワルツ 2番変イ長調OP34-1華麗なる円舞曲

ちょっとだけ、ピアノのお話


ピアノは、チェンバロなどをもとにして、1709年にイタリ
アのクリストフォリという職人が、弱い音“ピアノ”も強
い音“フォルテ”も自由に出せる楽器を発明しました。ピ
アノの本当の名前が「ピアノフォルテ」というのはそのた
めです。その後ピアノは改良されて、だんだん音域が広が
り、音量も増して強弱のはばも広がり、ピアニストが大き
なホールで演奏して人気を集めました。 また、ふつうの
家でも、グランドピアノを縦型にしたアップライトピアノ
が楽しめるようになりました。 最近では、電子音が出るピ
アノや自動演奏をしたり音を消したりすることのできるピアノ
もあります。